きず・へこみの修理の流れの最近のブログ記事

ボデーの擦り傷の修理について

ボデーの擦り傷
 ボデーの擦り傷は、そのままにしておくと錆びが発生する原因となります。錆びてしまうと最悪の場合、ボデーに穴が開いてしまう可能性がありますので早めの修理が必要になります。かといって安く修理しようと自分でタッチペンを買ってきて、擦り傷部に塗ってみたら余計に目立つようなこともあります。やはりきれいに直すにはプロにお任せするしかありません。任意保険によっては擦り傷も対象となりますので、板金塗装工場で相談してみてください。

ボデーの擦り傷の修理方法
 板金塗装工場ではボデーの擦り傷をどのように修理しているのでしょう。その作業工程を説明します。まず、ボデーの損傷部(擦り傷部)の塗膜を鋼板が露出するまで、サンダーなどを使用して削り取ります。つぎに、修理面のゴミやホコリ、水分などを取り除いた後、油分を脱脂します。修理面以外に塗料が飛ばないようにマスキングをしてから下地塗料を吹き付けます。下地塗料をよく乾燥させ、表面を滑らかに仕上げます。その後上塗りを行います。上塗りはボデーカラーによって何層に塗るかが変わります。ソリッド系、メタリック系、パールマイカ系の順に層が厚くなります。当然、ソリッド系よりもパールマイカ系の方が塗装に手間がかかるため、修理代も高くなります。上塗りが乾燥したら、まわりとの肌や艶を合わせるために磨きます。これでボデーの擦り傷の修理は完了です。

ボデーのへこみの修理について

ボデーのへこみ
 ここでいうボデーのへこみとは、物や車両との軽い接触事故などによりできたパネルのへこみのことです。大きな損傷によりパネルを交換する必要があるものは除くことにします。

ボデーのへこみの修理工程
 ボデーのへこみを修理する場合、まず修理作業に支障をきたすような外板のモール類や、こみ部)の塗膜を削り取ります。鋼板が露出するまで削ったら、へこみ部にワッシャーを溶殖します。そのワッシャーをスライディングハンマーやチェーンを使って引き出しながらハンマーでたたいて、凸凹面の修正を行います。このとき損傷個所に延びが発生している場合は、局部的に加熱してから急冷させて、延びが発生した箇所を吸縮させて原型に復元する必要があります。ハンマーを使用した修正で鋼板面の凸凹がほぼ修正できたら、防錆処理を行います。これは、ワッシャーを溶殖したときにパネル裏側の塗膜が焼けているために必要になります。つぎに損傷部に付着しているゴミ、ホコリ、水分などを除去したあとシリコンオフなどで脱脂します。脱脂が終わったら修正面にパテを盛っていきます。パテをよく乾燥させてから粗研ぎを行ってから細かな修正を行います。プラサフ塗装部位のまわりをマスキングしてからプラサフを塗装します。プラサフが乾燥したら表面を滑らかにしてから上塗りを行います。上塗りが乾燥したらまわりの肌や艶を合わせるために磨きを行って修理完了です。

線キズの修理について

線キズ
 心無いいたずらやカバンの角などで付いてしまうのが線キズです。たとえ小さな線キズでも気になりますよね。かといって自分でタッチペンなどを買ってきて塗ったりすると余計に目立ってしまうこともあります。しかしながら、そのままにしておくと錆びが発生してしまう原因にもなります。そんなときは板金塗装工場の出番です。板金整備工場ではどのように線キズを修理するのでしょうか。作業工程を説明します。

線キズの修理工程
 線キズがボデーについている場合に板金塗装工場では、まず線キズの付いている部分の塗装を削ってはがします。このとき線キズの深さに応じて塗装をはがします。線キズとまわりの段差がなくなるまで塗装をはがし、表面を平らにします。次に下地処理を行います。プラサフ塗装部位のまわりをマスキングし、清掃、脱脂後プラサフを塗布します。プラサフが乾燥したら塗装面を研磨して滑らかに仕上げます。その後上塗りの工程に移ります。上塗りはカラーによって塗膜の構成が異なります。カラーの種類はソリッド系、メタリック系、パールマイカ系の3つに分けられます。ソリッド系は上塗りを塗れば塗装は完成ですが、メタリック系とパールマイカ系はクリア塗装が加わります。特にパールマイカ系の場合は上塗りだけでも3層になります。当然ながら、パールマイカ系のクルマは修理代が高くつきます。塗装が乾燥したら、損傷部のまわりとの肌や艶を合わせるために磨きを行って完成となります。

バンパーの擦り傷修理の流れ

バンパーの擦り傷修理
 バンパーと言ってもいろいろな種類がありますが、ここでは乗用車などに採用しているウレタンバンパーについて説明します。もちろん、カラードバンパーです。注意していてもバンパーに擦り傷が付くことって結構ありますよね。バンパーに擦り傷が付いた場合、まずは擦り傷の部分を磨いて滑らかにします。段差がある場合は一番削れている部位に合わせるようにします。それから、損傷個所に付着しているゴミやホコリ、水分などを取り除きます。そのあとシリコンオフなどを使用して油分を脱脂してからパテを盛っていきます。パテを盛り終わったらしっかり乾燥させます。パテが乾燥したのを確認したらサンダー等を使用して荒研ぎを行います。それから手研ぎで細かな修正をして形成します。

塗装工程
 下塗りのブラサフを塗装する部位のまわりをマスキングして、清掃、脱脂をしてからブラサフを塗装します。ブラサフが乾燥してから素穴などをパテで埋めてから塗装面を研磨して平坦にします。その後、上塗りの工程を行います。上塗りはバンパーの場合、擦り傷の大きさによって部分塗装にするか、バンパーを全部塗装するかを決定しますが、ほとんどの場合は部分塗装のようです。上塗り塗装を行うために塗料を調色し塗装を行います。塗装が乾燥したら肌や艶をまわりと合わせるために磨きを行います。磨きを怠るとまわりとの色合いが合わず、修理箇所が目立ったりします。